6月2日東広島市民文化センターアザレアホールにおいて「地域安全推進員等委嘱式」が行われました。この度委嘱を受けられた方は、地域安全推進指導員3名、職域安全推進連絡員2名、地域安全推進員229名の方々で、これからの任期2年間、東広島の防犯活動に対しご活躍頂くことになります。
委嘱式は、委嘱状の授与に続き宮川孝央会長、上堀次徳警察署長の挨拶、藏田義雄市長の祝辞を頂いた後、地域安全推進員総代の森澤薫さまの力強い決意表明が行われました。後半の部では、老人会「万年青会」の沼田川劇団総勢7名の「特殊詐欺の寸劇」と比治山大学上之園先生による「子供とともに安全をつくる」と題した講演が行われ、参加者約130名は最後まで楽しみながら聞き入っておられました。
沼田川劇団による特殊詐欺の寸劇は「警察を騙るなりすまし」と「息子を騙るなりすまし」という詐欺の常套手段をテーマとした二つの演目で上演いただきました。皆さん老人会で楽しみながら練習されていて、内容がしっかりしているとともに、なかなかユーモアがあり、観客の皆さんもクスクス笑いながら見入っていました。
次にあった、比治山大学上之園先生のご講演は「子どもとともに安全をつくる」というテーマでしたが、最初に小学校1年生の「生活科」の教科書に見守り活動のことが書かれてあることが紹介され、日ごろ見守り活動をされている地域安全推進員の皆さん、なんとなく誇らしい気持ちのなられたようでした。子供たちが遊びを通じて防犯力を養っていく様子や地域の大人たちとの様々な触れ合いを通じて子供たちと一緒に地域安全が醸成されていくことなどの話があり、最後に東広島市で「自分の安全を自分自身で守ることのできる子供」が育ちやがて「安心・安全な街を共に創る未来の大人たちになってくれる」そんな希望のあるお話でありました。